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家庭学習の目の休ませ方と机の明るさ 画面との距離・休憩・照明の目安を文部科学省の資料で確かめる

公開 2026年10月22日

#家庭学習#生活リズム#親の関わり
距離 目と画面は30cm以上
休憩 30分に1回、20秒以上遠くを見る
寝る前 寝る前1時間は端末を控える
明るさ 教室の基準は300ルクス以上、500ルクス以上が望ましい
文部科学省のガイドブックと学校環境衛生基準による目安で、教室の照度基準は家庭に義務づけられたものではありません。

文部科学省の令和7年度学校保健統計では、裸眼視力1.0未満の子は小学校で36.07%、中学校で59.35%です。 端末の使い方について、同省のガイドブックは目と画面を30cm以上離すことを挙げています。 休憩の目安は、30分に1回、20秒以上画面から目を離して遠くを見ることです。 また、寝る前1時間は端末の利用を控えるよう勧めています。 机の明るさは、学校の教室の基準である下限300ルクス、望ましい明るさ500ルクス以上を参考にできます。 これは学校の教室の基準で、家庭への決まりではありません。

「家庭学習が増えると、子どもの視力は大丈夫?」と気になるかもしれません。 ただ、この統計から家庭学習や端末の利用が視力低下の原因だとは言えません。 この記事では、画面や本との距離、休憩、寝る前の画面、机の明るさを整理します。

子どもの視力の現状:令和7年度の学校保健統計

文部科学省の令和7年度学校保健統計による、裸眼視力1.0未満の割合は次のとおりです。 調査は抽出調査で、調査期日は令和7年4月1日〜6月30日です。

学校段階裸眼視力1.0未満の割合
小学校36.07%
中学校59.35%
高等学校71.51%

令和7年度の統計では、学校段階が進むにつれて割合が高くなっています。 ただし、家庭学習・端末・受験勉強との因果関係や相関を、この数値が示しているわけではありません。 学校の健康診断の結果で受診を勧められたら、眼科で相談してください。

画面と本との距離、休憩の取り方

文部科学省のガイドブックは、目とデジタル端末を30cm以上離すことを挙げています。 30分に1回は20秒以上画面から目を離し、遠くを見ることも示しています。 これらは効果的だと考えられている目安として紹介されています。 守れば近視を防げると保証するものではありません。

長時間連続して画面を見続けると、目に疲れが生じるおそれがあります。 問題の途中でも休めるよう、親子で休憩の合図を決めておきます。

同じガイドブックでは、近視研究会が提唱する「学童の近視進行予防7項目」が紹介されています。 その中には、本を目から30cm以上離して読むことが含まれます。 また、読書・スマホ・ゲームなど、近くを見る作業は1時間したら5〜10分程度休むとしています。 休むときは、できるだけ外の景色を見たり、外に出て気分を変えたりする提唱です。

画面から目を離す目安と、近くを見る作業を区切る目安は、分けて考えます。 画面を使うときは、1時間たつまで待たず、30分に1回は目を離してください。 集団塾の教材が紙中心でも、距離を取り、長時間続けずに休む考え方は同じです。

姿勢は「一つの正しい姿勢」より長く続けないこと

文部科学省のガイドブックは、「一つの正しい姿勢」というものはないとしています。 疲労を軽減するうえでは、無理な姿勢のまま長時間作業を続けないことが大切です。

家庭でも、同じ姿勢のまま画面に向かい続けないようにします。 親が姿勢を直し続けるより、子ども自身が気づいて変えられるように声をかけてください。 「無理な姿勢になっていないかな」と確かめ、休憩の合図と合わせて見直します。

寝る前1時間は画面を控える

文部科学省のガイドブックは、就寝前1時間はデジタル端末の利用を控えるよう勧めています。 寝る前の強い光によって、寝つきが悪くなるおそれがあるためです。 家庭学習で使う端末も含め、寝る時刻から逆算して画面を使い終える時刻を決めます。

睡眠時間の確保や、宿題を終える時刻の考え方は、宿題と睡眠のガイドにまとめています。 スマホやゲームの時間・場所を親子で決める方法は、ゲーム・スマホのルールで確認できます。

机の明るさ:学校の照度の基準を目安に

文部科学省の学校環境衛生基準では、教室の明るさについて次のように定めています。

対象学校環境衛生基準の照度
教室およびそれに準ずる場所下限300ルクス
教室および黒板500ルクス以上が望ましい
コンピュータを使う教室などの机上500〜1000ルクス程度が望ましい
テレビやコンピュータなどの画面の垂直面100〜500ルクス程度が望ましい

これは学校の教室の基準であり、家庭に義務づけられたものではありません。 家庭では、数値をそのまま決まりにする前に、明るさや映り込みを確かめます。

同省のガイドブックは、暗い場所や極端に明るい場所での画面の利用に注意を促しています。 目の疲労を早める可能性があるためです。 家庭で画面を見るときも部屋の照明を点け、一定の明るさを確保します。 窓が画面に映り込むときはカーテンを使い、照明が反射するときは画面の角度を調整してください。 画面自体の明るさも、子どもが見やすいように調整します。

家庭で決めておくことのチェックリスト

リビングでも子ども部屋でも、実際に使う机で親子一緒に確かめます。 次の項目を、家庭学習を始める前の確認に使ってください。

  • 距離:目と画面、本を30cm以上離して使えるか確かめます。
  • 休憩の合図:画面は30分に1回、20秒以上遠くを見る合図を決めます。
  • 作業の区切り:読書など近くを見る作業は、1時間したら5〜10分程度休む予定にします。
  • 寝る前の時間:就寝前1時間は端末を控えられるよう、使い終える時刻を決めます。
  • 照明:部屋の照明を点け、映り込みと画面の明るさを確かめます。
  • 受診の相談先:学校の検査で受診を勧められたときに相談する眼科を確認します。

見え方や治療などの医学的な判断は、眼科医に相談してください。 学習の予定を組むときは、机に向かう時間だけでなく、通学や帰宅後の休憩も含めて考えます。

出典は次の公式資料です。

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