中学受験をしない場合の都立高校入試 学力検査・中3の調査書・英語スピーキングテストの配点
公開 2026年10月22日
都立高校の一般入試は、原則として学力検査700点、調査書点300点、英語スピーキングテスト20点の合計1020点で合否を判断します。 ここでいう一般入試は、全日制の「学力検査に基づく選抜の第一次募集」です。 調査書点のもとになるのは中学3年生の成績(評定)で、学力検査のない4教科は評定を2倍して数えます。 2027年度の第一次募集の学力検査は、2027年2月21日です。
中学受験をするかどうかを考えるときは、地元の公立中学に進んだ場合の高校入試の仕組みも、比べる材料になります。 ただ、現在の制度が、子どもの受験する年度にも同じとは限りません。 この記事では、令和9年度(2027年度)の要綱に沿って、都立高校入試の配点と日程を整理します。 中学受験をする・しないのどちらかを勧める記事ではありません。
総合得点1020点の内訳
学力検査の得点と調査書点は、合計1000点満点に換算します。 全日制では、学力検査と調査書点の比率は原則7:3です。 芸術・体育に関する学科では6:4となります。
| 点数の項目 | 原則7:3の場合の満点 | 内容 |
|---|---|---|
| 学力検査の得点 | 700点 | 国語・数学・英語・社会・理科の5教科、500点満点を換算 |
| 調査書点 | 300点 | 中学3年生の9教科の評定を換算 |
| 英語スピーキングテストの結果 | 20点 | ESAT-Jの結果を点数化 |
| 総合得点 | 1020点 | 上の点数を合計 |
表の学力検査は、傾斜配点を行わない場合のものです。 芸術・体育に関する学科の学力検査は3教科です。
面接や小論文・作文、実技検査を行う学校では、その点数を加えた「総合成績」で選考します。 要綱の例では、総合得点1020点に面接200点・作文100点・実技検査200点を加えています。 この場合の総合成績は1520点満点です。 すべての学校でこれらを実施するわけではありません。
学力検査と調査書点の比率を7:3と10:0の両方で計算し、高い方を本人の得点として使う学校もあります。 2027年度は、この方法を新たに2校の全日制普通科で実施します。 対象校は要綱の別表4で確かめてください。 面接・作文・実技検査の有無や配点も、学校ごとに要綱の別表で確認します。
調査書点は中学3年生の成績で決まる
調査書点に使うのは、中学3年生の評定です。 2027年度入試では、令和8年(2026年)12月31日現在の、中学3年生における評価・評定が記載されます。
学力検査に基づく選抜では、各教科の評定を次のように数えて、調査書点を算出します。
| 教科の区分 | 評定の扱い |
|---|---|
| 学力検査を実施する5教科 | 1倍 |
| 学力検査を実施しない、9教科のうち残る4教科 | 2倍 |
表は5教科の学力検査を行う場合の扱いです。 実技を含む4教科の評定も、2倍して調査書点に反映されます。 原則7:3の学校では、学力検査の得点と調査書点を合わせて選考します。
英語スピーキングテスト(ESAT-J)の点数
中学校英語スピーキングテスト「ESAT-J YEAR 3」の結果は、次の点数に換算します。 原則として、英語の学力検査を実施する都立高校で選考に用います。
| 結果 | 点数 |
|---|---|
| A | 20点 |
| B | 16点 |
| C | 12点 |
| D | 8点 |
| E | 4点 |
| F | 0点 |
テスト実施日時点で都内公立中学校に在籍していないため受験していない人などには、別の扱いがあります。 英語の学力検査の得点が近い受検者の結果の平均から、「仮のスピーキングテスト結果」を算出します。 それを点数化して加点し、不利にならないように扱います。
都内公立中学校の在籍者が受けなかった場合、この扱いの対象は、措置の承認を受けて承認書を提出した人です。 要綱に定める対象に該当せず受験しなかった場合は、加点されません。 受験しなければ誰でも仮の結果が使われるわけではないため、該当する条件を要綱で確かめてください。
2027年度の主な日程
次の表は、令和9年度(2027年度)の主な日程です。 表の日付はすべて2027年です。
| 選抜 | 願書受付 | 検査日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 推薦に基づく選抜 | 1月8〜18日 | 1月26・27日 | 2月2日 |
| 学力検査に基づく選抜・第一次募集 | 1月29日〜2月4日 | 2月21日 | 3月1日 |
| 第二次募集(インフルエンザ等追検査を含む) | 3月4日 | 3月9日 | 3月12日 |
私立中学や公立中高一貫校の入試は小学6年生の冬にあり、都立高校の入試は中学3年生の1〜3月にあります。 上の表は現在の要綱による日程で、子どもが受験する年度には変わる場合があります。 受験する年度の実施要綱で、願書受付・検査・合格発表の日程を確かめてください。
中学受験をするかを考えるときに見ておくこと
配点と日程を確認したうえで、次の点を分けて整理します。
- どちらの進路でも、選抜方法は学校ごとに違います。都立高校は、面接・作文・実技検査の有無や得点比率を要綱の別表で確認します。
- この記事は2027年度の要綱に基づいています。子どもが受験する年度には配点や日程が変わりうるため、その年度の要綱を確かめます。
- 中学受験の費用を比べるときの項目は、私立中学と公立中高一貫校の費用にまとめています。
- 公立中高一貫校については、適性検査と私立併願と2027年度の入試日程で確認できます。
- 中学受験の学習を始める時期は、学年別の進め方にまとめています。
中学受験をする場合に通える私立中学・公立中高一貫校は、住所からの学校検索で調べられます。
出典は次の公式資料です。
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